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【ゲーム】狂気の恐怖 Outlast 1

うぅ~怖え~(稲川淳二)

 

 

 

自分を人生をやめたくなるレベルにまで追い込んだゲームは、これまでSirenとNeverending Ngihtmareの2つだけですが、Outlastはそれに並びそうな惜しい所まで行ってくれました

 

 

 

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モノクロで描かれる狂気の世界 『Nevereinging Nightmare』

 

 

 

ドア開けたらジャーン! 患者の横すり抜けたらドーン! 廊下を歩いてたらデデーン! ことごとく金管楽器で心臓発作を狙ってくるあたり非常に悪質です。ただ、それだけじゃないのが精神病院の怖いところ。主人公を付け狙うコスプレ医、何かと妨害してくる神父、趣味は首集めパワー系患者、ストーリーかかわる人物全てが『マトモじゃない』ゲームってのは初めてdesu。やたらある血文字、もごもごいってる異形のもの、ほぼ廃墟のボロボロステージ等、Bioshockシリーズでも見た光景ですが、テネンバウムのような主人公の味方は一人もいません

 

 

 

そして悪夢モードで始めてしまったのが運の尽き、クレイジー!?の実績解除の為の練習感覚で始めたつもりが、いつの間にかチャプター1クリア。もう引き返せないって感覚を主人公と共有できたのはよかったかも。

おかげさまで「あーこれノーマルだったら電池の湧きどころなんだろうな...」と、あからさまに配置されたラジオや無線機を総スルーしつつ、電池切 れのピコピコ音を常に聞きながら進むプレイに。3歩進んだらカメラを一瞬起動、これ大事。多分そのビデオ持ち返っても数秒毎に映像途切れてて資料価値全く ないと思うんですけど...

電池容量2はいくらなんでもやりすぎ

 

 

 

ただそうは言っても、ちゃんとテストプレイ重ねたんでしょうか、絶対に詰まないステージ構成になってました。もう電池ないじゃん...って時に限って、さりげなく棚の上に電池がそっと載せされているやさしさ。結構わかりにくい位置に配置されているものもあったので、アーカイブ集めの為に病院中しらみつぶしに探索したのが功を奏したようです。ただ1回だけ、一寸先闇の監獄エリアでクリス・ウォーカーに電池切れのまま追いかけられましたが。AWDベタ押し高橋名人並の左クリックでなんとかベッド下まで逃げ切ったあとはしばらく動けませんでした

 

 

 

特筆すべきはその暗さ。あかりが灯っていない場所は暗いってもんじゃない、闇です。どうも見たところオブジェクトには黒いテクスチャが貼ってあり、それをカメラを通すことで初めて可視化できるようです。なんで、ゲーム内のガンマ値やモニターの明るさを変えたところで無駄無駄無駄、暗いところを進むにはカメラを点けるしかないのです。このあたりよくホラーゲームってものを良くわかってると思います。自分は怖さよりも真っ暗闇を進まさせられるストレスを感じたくないので、あんまり暗かったらまず先にガンマあげちゃうんですが、見事にその戦法をつぶされ、何度も椅子から飛び上がる羽目に。ホントに勘弁して...

 

 

 

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追跡者は暗闇でも容赦なく襲ってくる

 

 

 

なんで敵が目の前にいることに気が付かなかったり。突然音楽が変わり、見覚えのある影が近づいて来た次の瞬間から鬼ごっこ開始です。このゆっくり探索→全力ダッシュという『静と動』の使い分けが非常にうまかったと思います。Bioshock1/2では探索中でもガンガンスプライサーが湧くので恐怖がだんだん薄れ、むしろ弾数的に無視するようになります。比較して、Outlastでは追跡者が特定のポイントでしか出現しないかわりにそこで電池を大量に消耗するので、非常にギリギリの胃に悪い闘いになる。ホッとしたところで不意打ち、この波がいやらしい!

 

 

 

つづきます